ビジター向け曳航料金の値上げについて

2024年 12月 1日

関係各位

公益社団法人日本グライダークラブ
理事長 稲垣政文

 

日頃より当クラブの活動にご協力いただきありがとうございます。

当クラブの曳航用飛行機ハスキーについて、エンジンは2023年8月に換装し快調に稼働していますが、機体老朽化に伴う整備費用の増加、交換部品の高騰ならびに航空機用燃料の高騰に晒され、曳航1回当たりのランニングコストが曳航料金を大きく上回る状態が継続しています。曳航すればするほど赤字になる状態で、これに対し会員からの年会費で補填しているのが実情です。

大変心苦しいのですが、コスト増を適正に価格転嫁するべくビジター向け曳航料金を改訂させていただくこととしました。 同時に体験搭乗料金の見直しも行いました。

改訂後の価格表を添付致します。 尚、本価格の適用は2025年1月1日からと致します。

引き続き、活動に係る費用の削減、効率化に努めてまいりますが、クラブの健全な運営に向けて関係の皆様のご理解、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

REG-ACC-R06年度ビジター料金表rev10.2(PDFファイル)

2024年度世界選手権参加支援事業 実施報告 報告会開催報告

2024年9月28日

各位

公益社団法人日本グライダークラブ
理事長 稲垣 政文

(公社)日本グライダークラブでは2024年度世界選手権参加支援事業として、以下の募集特定寄付金を2024年6月15日から8月31日の期間で募集させていただきました。本事業の趣旨にご賛同いただいた皆様のご理解とご協力に厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。

事業1. 2024年第14回アドバンスドグライダーアクロ世界選手権参加支援事業に関わる寄付金の募集(当クラブ会員の酒井隆氏が参加)


競技の結果は下記になります。

2024年第14回アドバンスドグライダーアクロ世界選手権

酒井 隆 アドバンスドドクラス       23位 / 34機

ご声援ありがとうございました。


募集特定寄付金については、42名の方から、合計で871,000円のご寄付を頂きました。

寄付者ご芳名

(敬称略:五十音順)

天野盛資 市川 博一 井出 孝 稲積淳一 宇賀神博
岡村 治彦 篠崎武男 嶋田 和人 白木麻里 末松久幸
鈴木重輝 宗寿郎 千葉創 津久井潤 初野直樹
深沢 浩 藤元清司 牧野浩一 増田信雄 松澤俊明
松添 正祐 丸山 毅 三ツ目信二郎 茂木 隆 八尾 正孝
矢野 眞一 山木 宏 山本 康夫 渡邉泰啓
石井歯科医院 K´sデンタルクリニック

他 匿名希望 様 11名

 

使途ご報告

収入の部
寄付金  ¥     871,000 2024年度世界選手権参加支援事業
自己資金  ¥     692,085
合計  ¥   1,563,085

1 EUR = 175 円、1 PLN(ポーランドズロチ) = 44 円

支出の部
科目 予算 決算 備考
往復航空券(成田~ワルシャワ) ¥200,000 ¥125,926 会社は選ばず値段のみで選び 中国国際航空(北京乗り換え)
現地滞在費(44日 x 60 EUR) ¥462,000 ¥113,750 ラドム飛行場での宿泊費無料
ドイツ宿泊費用(650 EUR@11泊)
グライダーレンタル費用
(3000EUR 1シーズン)
¥525,000 ¥525,000 MDM-1FOX &S-1 SWIFTを1シーズン乗り放題
トレーニング時曳航費用
(50フライト x70 EUR)
¥613,000 ¥250,250 22フライト x 65 EUR
世界選手権エントリー費用(999EUR) ¥175,000 ¥218,575 送金手数料は何も生み出さないので 1249EUR現地払いで差額はオーガナイザー支援としました
世界選手権曳航費用(12フライト x80EUR) ¥168,000 ¥89,600 7フライト x 80 EUR(慣熟飛行1回+競技飛行6回)
現地食費(30EUR x44日) ¥231,000 ¥51,944 日本から持ち込み+現地スーパーマーケット 三食自炊で徹底的に圧縮
ポーランド選手権
エントリー費用+宿泊費
¥0 ¥44,000 練習のため急遽参戦 (1000 PLN)
ポーランド選手権
曳航費用+飛行機チェックフライト
¥0 ¥79,625 7フライト x 65 EUR(技量チェック1回 +練習2回 +競技飛行4回)
飛行機チェックフライト ¥0 ¥44,235 C152+インストラクター 1h
調理器具購入 ¥0 ¥16,000 自炊力増強のため200V対応炊飯器&フライパン導入
現地通信費 ¥0 ¥4,180 SIMカード購入
合計 ¥2,374,000 ¥1,563,085

皆様からのご支援はグライダーレンタル費用、曳航料に使わせていただきました。


頂いた応援メッセージ

・ちゃんと食事もとってください。
・世界選手権を楽しんできてください。
・大会を楽しんでください。
・ヨーロッパの夏をさらに熱くしてきてください。ご健闘を祈ります!
・現地からのレポート、動画を毎年楽しみにしております。ありがとうございます。
・頑張ってきてください
・マクラさんによろしく!
・選手権見学は日付が合いませんでした。曳航気を付けて。
・楽しんできてください!
・楽しんでください!
・減量、頑張ってください!
・旅のご健康とご活躍をお祈り致します。
・頑張ってきてください
・世界にチャレンジ、応援します。
・楽しんで!
・応援してます!安全に気を付けて、がんばってください!
・今年も安全第一で楽しんできてください!
・いつもお世話になっています。少額ですが活動費の足しにしてください!
・楽しんできて下さい。
・楽しんできてください
・たくさん食べて、良いフライトを!
・ENJOY!
・今年も頑張って下さい。 お話しお聞きするのを楽しみにしています。
・長期の海外遠征ですが、元気でフライトをお楽しみください
・楽しんで飛んでくださいませ!
・今年は期待してます、ドカンといってみよー!


2024年11月9日18:00~に今回の支援事業の世界選手権参加報告会をオンラインで実施しました。

https://jscwgac2024seminar-online.peatix.com

会場で8名、オンラインから5名の方に参加いただきました。


日本グライダークラブは今後も世界選手権への参加へ支援を続けていきます。今後ともよろしくお願いします。

2024年グライダーアクロ世界選手権参加支援事業のための募集特定寄付金についてのお願い

2024年06月15日

各位

公益社団法人日本グライダークラブ
理事長 稲垣 政文

2024年夏にドイツで開催される第14回アドバンスドグライダーアクロ世界選手権に当クラブ会員の酒井隆氏が、一般財団法人日本航空協会の推薦を受けて日本代表選手として参加します。詳細につきましては別紙をご覧ください。

世界選手権に日本代表選手が参加することは、グライダーというスポーツの普及、発展のためには大変意義のあることです。しかし、世界選手権へ選手として出場するには、別紙にもありますように事前練習を含めて多額の費用がかかり、費用のすべてを個人で負担するのはかなり厳しいものがあります。

そこで、公益社団法人である当クラブでは、世界選手権参加支援事業として、世界選手権参加について、広く皆様からのご寄付を募り、世界選手権への選手参加の費用の一部として使用させていただきたいと考えております。

秋頃に報告会を開催予定です(リアルとオンラインのハイブリッド予定)。

ご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

なお、当クラブは公益社団法人の税額控除対象法人の認定を受けており、ご寄付には税の減免処置が適用されます。税額控除の場合、確定申告を実施することで年間の寄付額から2,000円を除いた額の40%の税額控除を受ける事が可能です。

※算出時の年間の寄付金額 は「同年の総所得金額等の40%」を限度額とする。

※税額控除額は「その年の所得税額の25%」を限度額とする。


2024年06月15日

各位

公益社団法人日本グライダークラブ
理事長 稲垣 政文

 

2024年度(令和6年度)募集特定寄付金の募集に関わる募金目論見書

2024年グライダーアクロ世界選手権参加支援事業のための募集特定寄付金についてのお願い

寄付金等取扱規程第3条、第7条に基づく募集特定寄付金について、令和6年度の募集種類及び目論見書内容は概要以下のとおりとする。

記1

  1. 募集名称: 2024年第14回アドバンスドグライダーアクロ世界選手権参加支援事業に関わる寄付金の募集
  2. 募集総額: 1,000,000円
  3. 募集期間: 2024年6 月15 日(土)から2024年8 月31 日(土)までとする
  4. 募集対象: 本事業に賛同する個人、法人、法人でない団体
  5. 募集理由: 世界大会への選手・チーム・クルーとしての積極的な参加・協力のため
  6. 資金使途: 受け入れた寄付金は全額2024年第14回アドバンスドグライダーアクロ世界選手権参加支援費用とする
  7. 振込口座: みずほ銀行 新橋支店 (普) 1027085 (社)日本グライダークラブ
  8. 申込方法: 下記に所定の事項をご記入の上、お振り込みください(クラブ員は引落可)。
    「2024年第14回アドバンスドグライダーアクロ世界選手権参加支援事業募集特定寄付金申込フォーム」
    https://bit.ly/wgac2024sakai
  1. 寄付者氏名の公表等:
    当法人のホームページに団体名、法人名(氏名)、個人名、及び金額を掲載する(匿名希望の場合は、その旨の申し出を受ける)
  2. 大会ホームページ:
    https://wgac2024.de/
  3. 添付資料:
    酒井隆選手紹介 グライダー曲技飛行世界一への挑戦

酒井隆選手紹介 グライダー曲技飛行世界一への挑戦

エンジンの無い航空機「グライダー」で曲技飛行の技を競う「空のフィギュアスケート」

 

・~・~・プロフィール・~・~・
酒井 隆 Takashi Sakai

1975年 2月    神奈川県厚木市で誕生
1992年12月   17歳で自家用操縦士技能証明取得
1995年 9月    21歳で事業用操縦士技能証明取得
事業用操縦士の資格を取得後、航空機使用事業会社で勤務
退職後 飛行クラブのセーフティパイロットとして運航補助に就く
飛行クラブ解散後は週末にグライダーを楽しみ、グライダーを空に連れて行く曳航機のパイロットとして飛んでいます。

今の仕事は
海外遠征を優先するために自動車メーカーを退職し、ユーザーのリクエストに合わせた自動車サスペンション設計及び調整を行う個人事業主として活動しております。

空を飛ぶこと以外の週末の過ごし方は
・1990年代の古いBMWのレストアをDIYで行い
・古い自宅を修理改造し
・「燻製作り」などの料理を嗜んでいます。
・「何事にも挑戦して自己追求していく事を」をコンセプトとした個人ブログを運営中
「狼の皮を被った羊」 すこしずつ挑戦しよう

私は「空を飛ぶ事を追求する」生き方を選びました
高校生で飛行機とグライダーのライセンスを取得し、一時期はプロとして小型飛行機(セスナ)のパイロットとしてスカイダイビング等のフライトを実施していました。プロとして飛ぶ事が無くなった今でも週末にグライダーで空を楽しんでいます 。

最初に「グライダー」とは?
馴染みのない乗り物ですが、飛行機やヘリコプターの仲間で立派な「航空機」です。
グライダーの特徴はウイングスパン(翼の幅)14~25mの細長い翼を持つ1~2人乗りの機体でエンジンを搭載していません。
もちろんエンジンが無いので自力では離陸出来ないので、飛行機にロープで繋いで曳航(牽引)して上空600~1200m程に昇ります。十分な高度に到達したらロープを切り離して滑空で飛行する航空機です。滑空だけでは紙飛行機の様に高度を失い着陸になりますが、トンビやカモメの様に上昇気流を捕えて高度を回復して飛び続ける事が出来ます。この飛行方法(ソアリング)からグライダーは「空のヨット」とも呼ばれています。

熟練グライダーパイロットが操る高性能グライダーの飛翔能力は驚異的で、一日に14時間以上飛び続け 1,000km以上翔破できます。
このグライダーに乗って、300~500kmのコースで平均速度を競うレースと、飛行距離、獲得高度を探求する記録飛行があり「より高く・より速く・より遠くへ」をもっともシンプルな航空機で挑戦するスポーツです。

グライダー競技曲技飛行を始めた経緯
滑空場で毎週末グライダーに乗りソアリングを楽しんでいたところ、2010年に曲技飛行世界選手権に出場していた現役選手に誘われ35歳の夏から「世界一のグライダー曲技飛行操縦士」を目指す挑戦が始まりました。

「グライダー曲技飛行」とは?
飛行場上空に設定された一辺1000 mの正方形の空域内でグライダーのよる曲技飛行を行い、「飛行の正確性」を競う競技です。カタログにより定義されたループやロール等のフィギュア(科目)を10~13個ほど組み合わせた「曲技飛行シーケンス」を飛行し 地上の5~9組のジャッジにより採点され順位を競います。氷上で競われるフィギュアスケートに似た競技です。

曲技飛行 ボックス

 

曲技飛行シーケンス

挑戦が始まって、、
グライダー曲技飛行チーム「Red Fox」に所属し群馬県にある日本グライダークラブ板倉滑空場で機種転換トレーニングから開始しました。使用する機体は曲技飛行を行うために強化された曲技飛行専用機で、最大g(重力加速度)は +9g -7gに耐えられ、最大速度も290km/hが可能です

 

 

エアショーでの展示飛行

日本国内でグライダー曲技飛行の基礎を学んだ後に、2012年の夏にポーランドへ渡り、世界選手権を7回制覇したポーランド人パイロット「イージー・マクラ氏」を師として飛行技術を学び、最初の世界選手権までに150回を超えるトレーニングを重ねて 安全に競技を飛べる技量を得て、競技パイロットとしてのスタートし、今日まで以下の戦跡を残しております。

開催年月 競技会名称 開催地 競技クラス 競技機型式 順位/競技者数、

得点率

2023/7 13th FAI World Advanced Glider
Aerobatic Championship
ポーランド
トルン
Advanced MDM-1 FOX 33/34
62.611 %
2022/8 24th FAI World Glider Aerobatic Championship フランス

イスダン

Unlimited Swift-S1 17/17

41.042%

2021/6 Glider Aerobatic Polish Championship ポーランド

レシュノ

Unlimited Swift-S1 6/7

61.816%

2019/8 10th FAI World Advanced Glider Aerobatic Championship ルーマニア

デヴァ

Advanced Swift-S1 17/31

64.747%

2018/8 9th FAI World Advanced Glider Aerobatic Championship チェコ

ヅブラスラヴィツェ

Advanced Solo-FOX   34/35

47.493%

2018/6 Glider Aerobatic Polish Championship ポーランド

トルン

Unlimited Solo-FOX   4/4

62.910%

2016/8 7th FAI World Advanced Glider Aerobatic Championship ハンガリー

マトコ

Advanced Solo-FOX   21/39

68.409%

2016/7 Glider Aerobatic Polish Championship ポーランド

ヴロツワフ

Unlimited Solo-FOX   2 /3

59.053%

2015/8 6th FAI World Advanced Glider Aerobatic Championship チェコ

ヅブラスラヴィツェ

Advanced Solo-FOX   22/47

66.57%

2015/7 Glider Aerobatic Polish Championship ポーランド

トルン

Advanced Solo-FOX   4 /18

73.727%

2014/7 5th FAI World Advanced Glider Aerobatic Championship ポーランド

トルン

Advanced Solo-FOX   24/36

47.188%

2014/7 Glider Aerobatic Polish Championship ポーランド

トルン

Advanced Solo-FOX   5/17

73.366%

2013/7 4th FAI World Advanced Glider Aerobatic Championship フィンランド

オリパ

Advanced Solo-FOX   29/40

63.956%

2013/6 Glider Aerobatic Polish Championship ポーランド

チェンストホヴァ

Advanced MDM-1 -FOX   3/17

76.196%

2012/7 Glider Aerobatic Polish Championship ポーランド

イレニヤグラ

Advanced MDM-1 -FOX   7/7

%

競技に向けて離陸準備中

 

2位入賞での表彰台

 

世界選手権 表彰式

現在の活動
2010年から始めたグライダー競技曲技飛行は今年で14年目となりました。今後も世界選手権での優勝を目指し活動を続けてまいります。

毎年6~8月の競技シーズンに欧州でトレーニングキャンプを実施し 60~80回ほどの練習を行い、ポーランド国内選手権及び世界選手権に参戦しております。(100回以上練習できるのが理想的です)
2016年より最上級クラスのUnlimitedへの練習も続けております

毎年の活動費用
毎年、夏の競技シーズンに入ると欧州に渡り、選手権前の集中トレーニングを行います。宿泊費は飛行場の宿舎などを利用して費用を抑えております。ほぼ費用の半額が練習費用と機体レンタル料です。昨今の物価高騰と円安の影響を受け、活動費用が大幅に増大しております

往復航空券(成田~ワルシャワ) ¥ 200,000
現地滞在費(44日 x60 EUR) ¥ 462,000
グライダーレンタル費用 (3,000 EUR / 1シーズン) ¥ 525,000
トレーニング時曳航費用(50フライト x70 EUR) ¥ 613,000
世界選手権エントリー費用(999 EUR) ¥ 175,000
世界選手権曳航費用 (12フライト x 80 EUR) ¥ 168,000
現地食費(30 EUR x 44日) ¥ 231,000
合計 ¥ 2,374,000

(175 JPY/EUR)

2024年の遠征予定
トレーニングキャンプ(ポーランド)     6月25日~7月25日
世界選手権大会(ドイツ)         7月27日~8月10日

本年度の予定は、トレーニングに約1 ヶ月、世界選手権に10 日の遠征を予定しております

昨年度に取得したEASA ライセンスを活用してポーランドチームとのトレーニングキャンプ及び現地滑空場でのグライダー曳航を曲技飛行トレーニングと同時に行い、トレーニングの効率化及び現地滞在費の削減を計画しております。

遠征期間の大幅な延長及びEASA ライセンス取得によりトレーニング期間を4 週間へ増やす事が可能になり、技量回復と科目飛行精度を向上させて世界選手権に挑みます。

今後の展望
私自身の目標は「世界一のグライダー曲技飛行士」です。良き師に恵まれ、チームメイトとも言えるポーランドナショナルチームと共に飛行技術を磨き、世界選手権の表彰台の頂点を目指します。

個人的な目標の他に「日本のグライダー界に貢献したい」と考えていることは「次世代の若いパイロットへ日本のグライダー競技曲技飛行のバトンを繋ぐ事」です。

海外ではグライダーはスポーツの一つとして広く認識されていて、フライトを楽しむだけではなく、地上での機体の組み立て、分解、清掃、機体運搬など運航の全てを共同作業で行うため、多くの仲間に出会い競技を通じて真剣に向き合うことで、お互いを理解し国を超えた友人を得ることが出来ます。

私自身、グライダー競技曲技飛行に取組む事により多くの新たな友人と出会い人生が一変しました。

競技を通じ素晴らしい経験を得ることが出来るこの競技曲技飛行への道を次世代に繋がなければならないと考えております。

曲技飛行の師 イージー・マクラ氏と共に
親友であるポーランドナショナルチーム

直面している課題
グライダー競技に限らず日本のマイナースポーツに対する理解度は低く、国際大会に出場する選手ですら会社の理解を得ることが難しいのが現状です。この事により「海外遠征及び競技参戦」に必要な休暇と資金調達に行き詰まり競技継続を断念せざるを得ない選手も散見いたします。

日本の企業体質から競技参加による長期間の休暇取得が難しく、且つ海外遠征により有給休暇をすべて消化した後は欠勤扱いとなるので業務成績査定への影響が大きくなる、といった状況は変わりなく、このようなマイナー競技共通の理由から、次世代競技パイロットの発掘育成は難しい状況であり、日本ではオリンピック競技以外のマイナー競技に対する補助制度が皆無に近く、この資金調達面だけの問題だけでも学生パイロットの挑戦が難しい状況です。

ヨーロッパ諸国では企業や国からの支援により、多くの若いパイロットにチャンスが与えられ、交流のあるポーランドチームにおいては毎年数名の競技者候補が現れる羨ましい状況です。

この背景にはナショナルチームの世界選手権遠征に関しての費用は国からの手厚い支援があり、ナショナルチーム選手の機体使用料金及び曳航料金はナショナルチームが支援することで、選手は負担無く世界選手権に参加できています。

このような現状で衰退が進むと日本のグライダー競技曲技飛行が途絶えてしまうことになります。これだけは避けなければならない事だと危惧しております。

所属する「公益社団法人 日本グライダークラブ」様にもご尽力頂き、共に頂点を目指しております。
日本グライダークラブホームページ 空を遊ぼう / Enjoy the Sky !
http://www.glider.jp/

今後の競技活動をより高いレベルで戦うため、そして次世代の若手パイロット育成の為にご理解ご支援いただければ嬉しく思います。よろしくお願いいたします。

 

第14回アドバンスドグライダーアクロ世界選手権について

■大会ホームページ: https://wgac2024.de/

■開催場所:  ドイツ オーシャッツ飛行場

ドイツのザクセン州ノルトザクセン地区にある町です。
ライプツィヒの東 60 km、ドレスデンの西 60 km に位置します

■開催期間:  7月31日 〜 8月10日(10日間)
7/27 – 7/31 公式練習、開会式
8/1 – 8/10  競技期間
8/10    閉会式

■参加国数:  9か国(予定)

■参加人数:  40人(予定)

■開催クラス: アンリミテッドクラス、 アドバンスクラス

■参加クラス: アドバンスクラス

■遠征期間:  6月25日 〜 8月10日(47日間)

 

寄付のお願い

酒井さんの活動にご賛同戴ける皆様は下記からお申し込みの上、

2024年第14回アドバンスドグライダーアクロ世界選手権参加支援事業募集特定寄付金申込フォーム

リンク先: https://bit.ly/wgac2024sakai

下記口座宛にお振り込み戴けますと幸いです。
振込先
みずほ銀行 新橋支店(普)1027085
(社)日本グライダークラブ

当クラブは公益法人の税額控除対象法人の認定を受けており、ご寄付には税の減免処置が適用されます。
具体的には
( 寄付金額※1 - 2,000円 ) の 40% が 税額控除額となります。※2
※1 寄付金額は総所得金額等の合計額の40%が限度になります
※2 税額控除額は所得税額の25%が限度になります。

皆様の寄付をお待ちしております!

以上