よくある質問(Q&A)

 「私にも操縦できるのでしょうか?」
初めての人からよく聞かれる質問ですが、これには「できます」と断言できます。

グライダーや飛行機の操縦に、年齢や性別、学歴などは関係ありません。自転車といっしょで、要はナレとかコツの問題です。

この手のスポーツでよくいわれる「適性」とか「センス」も関係ありません。プロのパイロットにとって適性のあるなしは死活問題でしょうが、我々にとってグライダーはしょせん道楽です。

根気よくトレーニングを積めば、「いつか」必ず操縦できるようになります。

 「その、いつか、というのはいつですか?」
まったく初めての方でも、グライダーをある程度自由に操れるようになるのにそう時間はかかりませんが、ライセンスを取得し、一人前のグライダーパイロットになるには普通2~3年かかります。個人差やトレーニングの頻度によっても違いますが、もっと早い人もいれば遅い人もいます。

別に遅いからといって恥ずかしい訳ではなく、早いからといって誰にほめられる訳でもありません。グライダーはゴルフと同様、何歳になっても楽しめるスポーツですから、あせらずにマイペースでやるのもいいでしょう。

なかには、別にライセンスを取ることを目的としない人もいます。たまに来て、空から下界を見下ろしたり、雲を横目で見る、というのも立派な趣味です。

 「いくらくらいかかるのですか?」
入会金が80,000円、年会費が60,000円、勤労奉仕が48,000円です。

これ以外に1回飛ぶごとにかかるお金があります。これは飛んだ時間や回数によって変わるので一概には言えませんが、トレーニング期間中はだいたい1日に3回、計1時間ほど飛んだとして30,000円です(つまり1回あたり約10,000円)。別に1日3回と決められている訳ではありません。1回でもいいですし、飛びたければ状況の許すかぎり何回飛んでも構いません。

費用の詳細な内訳についてはこちらをご覧ください。

「高い!」と思ったあなた。いまどき、車に凝ったりするよりはよっぽど安いですよ。あるいは、ゴルフと同じくらいと考えてもいいでしょう(時間的に朝から夕方まで1日つぶれるのも、滑空場が都心から遠いのも、ゴルフ場を思えば同じ)。トレーニング中の場合や機体のグループオーナーの場合、1日の費用はゴルフ場をビジターで回るのと同じくらいです。機体を所有するには安い会員権を買うくらいの費用がかかりますが、ちなみにグライダーは車と違い、米国では投資物件にする人も多いくらい価値の低減率が低い立派な資産です。

 「危なくないですか?」
まったく危なくない、といえばウソになります。自然を相手にするスポーツですから、それは仕方がありません。

山岳登山やスキューバダイビングなどにもいえることですが、普段とはまったく違う素晴らしい世界を体験できる一方で、ちょっとした油断やミスが重大な事故につながりかねないのも事実です。 

そのため、クラブ員全員がこと安全に関しては最大限の注意を払って活動しています。またクラブとして、安全なフライトのための研修会や技量確認制度などを設けています。