無線免許

航空特殊無線技士免許の取得方法

グライダーは飛行中に地上と、あるいは他のグライダーや飛行機、管制機関と連絡をとるための無線機を備えています。この無線機を扱うには、電波法で定められた無線従事者免許が必要となります。免許には「航空通信士」と「航空特殊無線技士」の2種類がありますが、後者の方が取得が簡単なので、この免許を取得する人がほとんどです。

教官が同乗の練習飛行中は不要ですが、ソロフライトに出る時には無線免許が必要となります。できるだけ早い時期に取得しておきましょう。

航空特殊無線技士の免許試験は年3回(2月、6月、10月頃)行われます。操縦練習の進み具合に合わせて受験準備をしておきます。詳しい日程・試験会場等については公益財団法人日本無線協会のホームページをご覧ください。

試験の内容は学科試験と実技試験です。
学科試験は法規と無線工学で、それぞれ12問。四者択一のマークシート方式です。問題はほとんど一字一句違わない既出問題です。
実技試験は欧文の電気通信術で、「フォネティックコード」の使い方をテストします。

フォネティックコードというのは、電報などで使われる「いろはのイ、上野のウ」の英語版です。Aは「アルファ」、Bは「ブラヴォー」……。ランダムに読み上げられたフォネティックコードを聞いてアルファベットで書き取る試験と、ランダムに書かれたアルファベットをフォネティックコードを使って読み上げる試験です。

試験勉強には教科書や問題集、聞き取り練習用CDが市販されています。
一般財団法人情報通信振興会、受験申請書もこちらで販売)。

詳しいことは入会後、会員に聞いてください。
受験後1ヶ月ほどで試験結果が届きます。合格していたら免許の申請手続きを行い、1ヶ月ほどで免許が届きます。なお、この免許は終身免許です。