気になる費用ですが、当クラブに入会してグライダーで飛ぶためには以下の費用が発生します。
・入会金:80,000円
・年会費:60,000円(初年度は月割り。入会月から3月までの分)
・勤労奉仕:48,000円(寄付金で代用することが出来ます)
・1回のフライト費用:およそ8,200円
・日本滑空協会: 入会金 5,000円 年会費 12,000円 (入会が推奨されます)
(・ジュニア会員 入会金 1,000円 年会費 6,000円)
入会金と年会費はクラブ全体の運営費 (滑空場や格納庫、機体といった施設・機材の維持・整備費)に充てられます。年会費 60,000円、勤労奉仕48,000円は高額に感じるかもしれませんが、月額に 換算すれば9,000円です(分割は不可)。1 回のフライト費用の内訳は「グライダー搭乗料」と「航空機曳航料」です。
搭乗料はグライダーのレンタル料と考 えてください。
クラブ所有の練習用復座機は「1発1,200円 + 1分間100円」です。グライダーが曳航機に引っ張られて離陸し、上空で曳航機から離脱し、着陸するまでの時間に対して分単位で課金されます。1回の練習フライトは通常 15~20分程度です。仮に1回のフライト時間が20分だったとすると、搭乗料は 3,200円になります。
曳航料は曳航機のレンタル料とガソリ ン代と考えてください。
1,500フィート 5,200円、2,000フィート6,000円、3,000フィート 7,600円です。通常の練習では高度3,000フィート(900m)で離脱しま す。曳航機のパイロットもクラブ員で、もちろんボランティアであなたのグライダー を曳航してくれますが、曳航機の購入・維持整備のための費用と、航空機用ガソリン の費用をまかなうには、これだけの金額がかかってしまいます。
このように、搭乗料と曳航料を合わせ ると1回の練習フライトでだいたい9,200円かかる計算になります。1日に2回 練習した場合、およそ18,400円です。仮にライセンス取得までに150回のフ ライトをこなしたとすると、費用はざっと138万円。それに年会費がかかります。1年半から2年程度で取得される方が多いです。
初めての方は「高い!」と感じるかも しれません。しかし、すべて施設・機材の維持・運用に必要な実費だということをご 理解ください(当クラブは非営利の公益社団法人です)。インストラクターもクラブ員のボランティアで操縦を教えています。
ちなみに、ライセンス取得後にグルー プや個人所有の機体を借りる場合の搭乗料(グライダーのレンタル料)については、 多少異なった料金体系となりますが、曳航料は同じです。練習機より高性能の機体に 乗り、またあなたの操縦技術も上達すれば、気象条件さえ良ければ1回の曳航で数十 分、いや数時間も飛んでいられますから、上手くなればなるほど割安に楽しめること になります。
若手グライダーパイロットの活動を支 援するため、2015年度からジュニア会員制度を制定しました。14歳以上25歳以 下の若手を対象に入会金を10,000円、年会費を30,000円、勤労奉仕を24,000円にする制度で す。2016年にはさらに対象年齢を拡大して、26歳以上35歳以下の方を対象にユー ス会員制度を設け、入会金を40,000円、年会費を 30,000円、勤労奉仕を24,000円でフライトを開始出来るようにしました。大学航 空部を卒業して、フライトする場所を探している皆さん、今です。