2018年度 EMFTコース4(スピン特化)講習会 (実地訓練)開催報告

2018年度 EMFTコース4(スピン特化)(実地訓練)が11/23-24の二日間にわたって開催されました。天気にも恵まれ参加者のフライトを完了できました。参加者は以下の通りです

11/23  4名(内外部1名、日本グライダークラブ3名)4回
11/24  4名(内外部3名、日本グライダークラブ1名)5回

10:00から講習は始まり、午前中に座学を行い、前提となる知識を得た上で、昼からフライトを開始しました。
16:00過ぎ、日没前までフライトが続き、フライト後は撤収作業をクラブメンバーにサポートいただき、講習会参加者はフライト後の気づきのディスカッション、気づきを得た上でのフォローアップの座学とディスカッションが19:00すぎまで行われました。
昨年度2回、今年度も関宿開催、板倉開催分と継続的に参加している熱心な参加者の方もいらっしゃいました。毎年継続的に実施している講師自身にも講習会実施後の気づきがあり、講習内容は年々バージョンアップを続けています。講習会参加者には様々な気づきがありました。

・常に勉強が必要だと思いました。もう一度勉強し直そうと思いました(60代インストラクター)
・スピンで真下を向いた時に真下を見てしまうと視野が狭まって怖いことが分かった。少し目線をあげて対応すると姿勢を理解できることが分かった。複数回実施できて認識が明確に出来ました。(40代ライセンサー)
・これから教えることをはじめるので、知識に基づいた操縦を教えられるようになりたいと思いました。(20代インストラクター)

[外部申込締切] 2018年度 EMFTコース4(スピン特化)講習会 (実地訓練)のご案内

下記の要領で2018年度 EMFTコース4(スピン特化)(実地訓練)を開催いたします。

受講希望の方は、申込書に必要事項を記入して、公益社団法人日本グライダークラブまでメール添付でお申し込み下さい。

申込書は別紙添付ファイルにご記入ください。

 

1. 日時
2018年11月23日(金/祝) /24日(土)  EMFTコース4(スピン特化)(実地訓練)

<スケジュール>
10:00           板倉滑空場日本グライダークラブ サロン集合
10:00~12:00    実施要領ブリーフィング
12:30~16:00    フライト実習
16:00~17:30    デブリーフィング

※時間については変更される場合があります
※天候により、延期または中止することがあります(予備日11/25日(日))

2. 場所
板倉滑空場 (実施要領ブリーフィングは教室もしくはサロン使用)

3. 使用機体
TWIN II

4.内容:
別紙受講要領参照

5.講師
公益社団法人日本グライダークラブインストラクター 櫻井玲子

6.参加費
※当日会場でお支払いいただきます

EMFT料金例 フライト1回の場合

種別料金
一般18,200円
ジュニア(25歳以下)14,200円
会員14,200円

 

内訳

項目料金種別
参加費5,000円一般
2,000円ジュニア・会員
機体使用料4,000円一般・ジュニア・会員
曳航料9,200円 / 4,000ft一般
8,200円 / 4,000ftジュニア・会員

・スケジュールによりますが複数回の実施も可能です。
・JSCスタッフは曳航料負担をお願いします。
・座学のみ参加の場合、参加費のみとなります。

7. 募集人員
実技    各日6名
実施要領ブリーフィングのみ受講も可能です。

 

8.申込及び連絡先
公益社団法人日本グライダークラブ
TEL/FAX 03-3591-7728 問い合わせ先リンク
JSCホームページ( http://www.glider.jp/seminar/2018emftcourse4/
JSC講習会申込書(2018第1回EMFT)_20181022 (MS-Word形式)
JSC_EMFT講習会(2018年度)のご案内20181022 pdf形式

申し込み締め切り:
外部の方(91条、92条申請の為です。お早めの申込をお願いします):2018年11月04日(申請スケジュールのため外部の方の受付は終了しました)
会員、ないしは以前EMFT講習を受講済みで91条申請、92条申請済みの方:2018年11月16日

9. 募集時の注意点
満員になった時点で実地申込は締切、座学のみ受講も受け付けます。

10. 教材
事前にPDFファイルにより配布しますので、印刷してお持ちください(印刷はカラーでも白黒でもかまいません)。
内容につき、あらかじめ目を通しておくことを推奨します。


EMFTコース4 スピン特化訓練実施要領

1)訓練の目的

スピン事故がなくならないのはなぜか?この事故の連鎖を止めるためには何をすれば良いのか?

フルスピンに入ると、約2秒で1旋転し、回復するまでに約100m、さらに回復後の増速により1秒に約50m失高することを考えると、場周の高さではフルスピンに入ったところで回復する間もなく地面となってしまう。

他のことに気を取られて、低高度でスピンに近づいていることに気が付かないでいるうちに、完全にスピンに入って目の前でぐるぐる地面が回っていたら、何が起こっているのかを理解し、回復操作を間髪入れずに行うことは非常に困難である。

このスピン特化訓練では、失速とスピンのメカニズムを正しく理解し、学科訓練で学んだ空力を検証することによって、スピンに近づいている状況認知能力を養い、低高度でスピンに入れないための知識、技術、判断力を身に着けることを目的とする。

 

2)概要

・実地訓練は、板倉滑空場で、TWIN2を用いて実施する。

・EMFT(スピン特化)訓練は、JSCが講習会当日開催する実施要領ブリーフィング終了者に限定して行う。

・実地訓練希望者は、航空法第91条(曲技飛行)・第92条(操縦練習)但し書き・操縦者に必要なデータ(氏名、ライセンスの種類、番号、所属)手続きを完了している者に限る。

・所持資格は問いませんが、経験が少ない場合、気持ち悪くなったり、恐怖を感じて逆効果になる場合があるので、最低限ソロに出ていることを推奨する。

3)実地訓練プログラム

高度4000ftから以下の科目を組み合わせて実施する。

  • 実施要領ブリーフィング:2時間
  • 実地訓練科目
    *開始高度や失高の状況により、実施科目が異なることをご了承ください。・曳航中の緊急事態判断
    ・スピンの兆候認知
    ・フルスピンからの回復
    ・スピンとスパイラルの違い
    ・スリップのスピン特性
    ・急旋回からの失速
    ・スキッドの空力特性(ピッチをコントロールする舵)
    ・緊急模擬緊急着陸
  • デブリーフィング:1時間~2時間
FAA Glider Flying Handbook より

以上

2018年度(平成30年度)「整備日常基礎」コース 10/6-7 開催分 2名参加枠あります!

吉元講師から山木講師へバトンタッチ!

「整備日常基礎」コース 10/6-7 開催分 2名参加枠あります。お申し込みを考えていた皆様、今からでも申込可能です!(2018/10/2)
計6名のご参加を頂きました、ありがとうございました!(2018/10/9)

「日常基礎」は、整備士の資格取得とは別で、一般的+実用的な整備知識を知っていただくためのコースです。

内容は、次のようなものを予定しています。

・法規:資格なしでできる整備内容
・機体の取り扱い:Discus系の機体を使った、点検項目や注意点
・日常および耐空検査前の一般整備
・FRP機をきれいに保つ方法、ゲルコートクラックの対処法
・工具など整備の基本

その他、何でも質問を受け付けます。

コース 内容 開催
予定日
日数 定員 一般
料金
JSC会員、ジュニア料金 申込締切 申込状況
整備-日常基礎 日常の整備作業に必要とされる基礎知識講習
整備士受験を目的としない、知っておくと便利な実用知識をまとめました
10月6~7日 2日 2~6名 29,000円 25,000円  10/6-7開催分2名申込可能です!(10/2)

◆講  師 : 山木 宏(耐空検査員)

◆定  員 : (各コース共最小開催人員2名)

◆参加資格 : 整備に関心のある方、各技能証明保有者(ブラッシュアップ)

(「整備-日常基礎」以外のコースについては整備経験と学科試験に合格していることが必要)

◆時間:9:30 – 17:00

◆問い合わせ先:(公社)日本グライダークラブ

Tel & Fax  03-3591-7728    問い合わせ先リンク

整備講習会リーフレット

 

◆申込:下記講習会申込書記載の上お申し込みください
講習会申込書

平成29年度は4コース開催、延べ11名が受講し、延べ4名が合格しました!